リベット
最近殆どのケースで打つ事が多いですね。かなりの時間が掛かりますが、面の情報量が、圧倒的に増えて精密感が増すので、どうしてもポチポチ打つ事になります。
以前32ドーラの時には、時間を計りましたが、大体13時間くらい掛かりました。普通は、気分転換に、他のキットをいじったりするので、もっと掛かってしまいます。
B26は面積も広くなかなか手強いです。
作業には、まず精密な図面が欠かせません。想像で打っていくと、想像力が不足しているのか?どうしても嘘っぽくなってしまいます。松葉稔さんの図面が、最高の資料です。もっとも、全部はとても打てないので、ラインを2/3くらいに省略したりしています。
しかし、どうやって、リベットラインを調査するんでしょうか?写真では殆ど分らないですし、マニュアルやら色々な資料を集めて、推定していくんですかね?
現用機でも出来るだけ打つようにしていますが、例えばファントム等はあまり詳しいリベットラインの載っている図面を見たことがありません。どなたかお持ちでしたらぜひ、コピーを頂きたいものです。
ファントムは浜松の山口さんのサイトで、詳しいリベットラインが製作記に出ていたので(最近は載っていないようですね)それをプリントアウトして、愛用しています。なにしろ、毎日実物をご覧になっている方の資料なので、正確ですよね。
先にシャープペンシルでリベットラインを書いておき、バランスを確認しながら、それに沿って作業をします。
定規はほとんど、ダイモテープを使います。自分でくっついているので、両手が使えて便利です。裏側を押さえていないと、部品が変形したりして、うまく出来ませんから。
ダイモテープを半分に切り、大体5〜6回くらいは、転用をします。
穴あけ工具は、カルコです。ホームセンターで安く手に入ります。
ダイモテープに滑らせるように打っていくと、通りがキッチリでます。ピッチは全くのヤマカンですが、大体コンマ5〜6位だと思います。ヤマカンでもそんなには狂いませんし、通りさえ通っていれば、ピッチが多少荒れていても結構見られるものです。リベットを打ち終わったら、全体に1500番以上のペーパーで、返りを
削り落とします。ここで手を抜くと、塗装が仕上がってから、リベット周辺が盛り上がっているのが良く分ってしまいます。何度も自分の手でなぜてみて、つるつるになるまで(引っ掛かりが無い)削り込みます
最後に中性洗剤と、歯ブラシで、筋彫りやリベットの中の削りかすを洗い流します


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